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コラム

土地の面積や価値を決める確定測量の立会いとは

 確定測量は今住んでいる土地を売買する際に必要な確定測量図を作成するために行います。この確定測量は自身の家だけではなく、隣家で行う際に立会いを求められることがあります。今年6月7日のコラムでは工務店向けに確定測量のお話をさせていただきましたが、今回は施主様の視点で確定測量の立会いについて解説いたします。

1,確定測量の立会いとは

 確定測量とは土地の境界を確定させるために行われる測量調査です。土地の境界線を隣接地の所有者の認証を得た図面を作成するために行われます。

 確定測量は自宅を手放す場合はもちろんですが、隣家が行うときにも立会いを求められることがあります。隣家の確定測量の立会いを求められる理由は主な例で3つあります。

①相続や売買の要因で土地の正確な面積を確定させるため

②分筆や地積更生などの登記をするため

③境界標やブロック塀の境界をはっきりさせるため

 上記3点の理由があることから、隣地との境界を定めるときに確定測量の立会いが求められます。

2,隣家で行われる確定測量に立会うメリット

 次に隣家で行われる確定測量の立会いをすることで得られるメリットを解説します。立会うと下記のメリットを得られます。

2-1,土地の境界線がどこかが分かる

 1点目は土地の境界線がどこかが分かることです。確定測量は測量する土地に隣接している土地の所有者全員が境界を確かめる必要があります。確定測量の立会いをすることで境界線がどこなのかを把握できることは最大のメリットといえるでしょう。

2-2,筆界確認書が手に入る

 2点目は筆界確認書(ふでかいかくにんしょ)が手に入ることです。確定測量の立会いをすることで、その立ち会った箇所の境界についてまとめられた筆界確認書が手に入ります。筆界確認書は自ら依頼すると費用が発生しますが、立会いの場合は隣家の依頼者が費用を負担するため、無料で手に入ります。土地の境界線が分かる上に筆界確認書が無料で手に入る点もメリットといえるでしょう。

3,隣家の確定測量に立会うことが難しい場合は

 以上のように、隣家の確定測量にどうしても立会いが難しい方もいらっしゃると思います。まず確定測量の立会いは別日にずらすことが可能です。スケジュールが合わせられない場合は気軽に別日に調整できないか相談、もしくはビデオ通話などで参加という形が取れないかを確認してみると良いでしょう。

 ですが、上記の通り確定測量の立会いのメリットは非常に大きいものです。隣家の確定測量に立会うことで先々のリスクを避けられ、筆界確認書を無料で得ることができることを考慮すると、ぜひ隣家の確定測量の立会いを依頼された際は協力できるようスケジュール調整することをおすすめします。

 どこにも隣接しない土地は存在しませんし、それぞれの土地の権利を明確にするために必要な手続きのため、互いに協力していく姿勢が重要かと思います。

4,終わりに

 今回はお施主様視点で確定測量に立会いすることをテーマにお送りしました。上記に記した通り、確定測量に立ち会うと大きなメリットがあります。自身が確定測量を依頼する時や、隣家の確定測量を依頼された際は土地家屋調査士の方と話し合いを重ねていくと良いでしょう。

 そして新たな家を建てる際には敷地調査が必要となります。在住ビジネスは木造住宅を建築する第一歩である敷地調査を一貫して行っております。敷地調査を工務店やハウスメーカーに依頼する際は、是非とも在住ビジネスの名前を伝えて下さると幸いです。

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