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コラム

住宅設備保証について見ていこう

 新たな住まいを購入するとき、住宅の耐震性能とともに住宅設備も気になっている方も多いのではないでしょうか。近年、住宅購入後に設備で不具合が起きたときの備えとして住宅設備保証サービスを耳にします今回は住宅設備保証についてさまざまな観点から解説いたします。

1,住宅設備保証とは

 一般的に住宅設備保証とは、住宅設備に何かしらの不具合が生じたときに修理・交換対応など保証するサービスを言います。広い意味では、以下の2種類を見てみましょう。

①メーカー保証

 メーカー保証は住宅設備機器のメーカーなど、住宅の多くの設備にかかわっているメーカーによる保証です。主なものとして水回り設備や空調設備、キッチン・給湯設備などがあり、いずれの不具合に対して保証します。保証の期間はおおよそ限られており、2~3年が一般的かと思います。メーカー保証以降の故障となると修理代金は全額自己負担になります。

②設備保証

 設備保証とはハウスメーカーなどの住宅会社による保証で、メーカー保証が終了した後も保証されます。いわゆる「延長保証」であり、メーカー保証が終わった後に住宅設備に不具合が発生しても、同等のサービスを受けることができます。保証の期間は申し込み先によって異なりますが、10年程度が多い傾向です。

 これは入居者の方からすれば、建築した住宅会社がアフターサービスとして承ることが多いでしょう。住宅会社はそのために保証会社が提供する延長保証を付けておくということが一般的かと思います。

2,主な特徴

 住宅設備保証がどのようなものかが見えたところで、次は住宅設備保証のメリットとデメリットについて解説いたします。

メリット

①メーカー保証終了後も保証対象の状態が続く

 10年、20年と長期にわたって居住することに対して、住宅設備機器のメーカー保証は2~3年と短く、その後は、入居者の自己責任、自己負担となります。ですが、住宅設備保証に加入していると、メーカー保証が終了しても保証対象となっているため、修理・交換費用などが保証されます。住宅設備の交換時期は、通常10年が目途のことが多いため、設備保証(延長保証)も10年の提供が多く見受けられます。

②保証期間内・対象であれば無償で修理・交換対応となる

 更に、保証期間内であれば修理・交換が可能であり、対象となる設備や故障の理由であれば無償で対応になります。そして、故障はいつ起きるかわからないため、設備保証はコールセンターが設けられており、24時間窓口が修理手配をします。

③手ごろな価格で繰り返し修理ができる

 また、住宅設備保証はメーカー保証終了後の修理費と比べて安く抑えられます。住宅設備は故障内容にもよりますが、修復費用は高額になるケースがほとんどです。住宅保証は一括・もしくは月額の金額はいずれも修理・交換費用より安価である上に、保証期間内であれば何度も利用できます。いずれを考慮すると、突然の出費を抑えられるといえます。

デメリット

①保証の対象外となる場合がある

 設備保証はメーカー保証と同等の内容が一般的です。そのため、設備の消耗品劣化をはじめ、地震などの自然災害が起因のケース、そして住宅に住む使用者による過失によって故障した場合は無料サービスの対象外となります。どのようなトラブルが対象外か否か、事前に確かめておく必要があります。

②保証を使わずに終わる場合もある

 住宅設備は寿命が7年から10年といわれていますが、対して住宅設備保証は10年から15年に設定されているケースが多い傾向です。そのため、設備や使い方によっては保証期間内に不具合や故障が起きない可能性があり、ただ払ってしまうだけになってしまうこともあります。

 つまり、多くの方が少しずつ費用を負担して、一定の割合で発生する故障に対して、修復・交換対応ができる仕組みであることが基本になります。

3,住宅設備保証の今後の展望

 住宅設備保証はメーカー保証が終わった後も突然の故障となっても無料で修理対応してくれるサービスです。多くは修理費や出張費が何度でも無料となり、代替品交換後も保証が続く、そして24時間コールセンターサービスがあります。

 永く住み続けることとなる住宅とともにある住宅設備はさまざまな要因で故障することがあることから、メーカー保証だけでは不安を抱く人もいらっしゃると思います。いずれの不安を取り除く住宅設備保証を導入することで、入居後も安心して永く住み続けられる要素となり、大変喜ばれる保証になりますので、新築を建てる際は、是非、住宅会社にご相談してみると良いかと思います。

4,終わりに

 今回は住宅設備保証について解説いたしました。近年増え始めている住宅設備保証サービスがどのようなものか見えてきたでしょうか。次回からは省エネ基準の今後の注意点について解説いたします。

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